ADHD特性×脳科学 自分の心(脳)と、優しく付き合うために

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これまでのシリーズを振り返って

これまでの記事では、脳の3階建て構造、前頭前野を助ける脳内メッセンジャー、ワーキングメモリと不安、そして約2500年前のブッダの知恵

について書いてきました。

私は今まで、こんなふうに思っていました。

「どうして私はこんなに不安になるんだろう」

「どうして考えすぎてしまうんだろう」

「どうしてうまくできないんだろう」

それは、私がダメだから——

ずっとそう思い込んでいました。

でも、脳の仕組みを知ると、少し見え方が変わってきます。

不安になるのは、脳の警報装置である扁桃体が私たちを守ろうとしているから。

考えすぎてしまうのは、脳が問題を解決しようとしているから。

動けない日があるのは、脳が疲れているサインを出しているのかもしれません。

そう考えられるようになりました。

私がこの記事を書いている理由

私は最初の就職に失敗しました。

その後、再就職して仕事自体はできていたのですが、小さなミスをしてしまうことにずっと悩んでいました。

そんなときに読んだのが「発達障害に気づかない大人たち」という本でした。

もしかしたら私は、今の悩みも最初の就職の失敗も、ADHDの特性が関係しているのではないか。

そう思い、発達特性を診断してくれるクリニックを受診しました。

でも結果は、診断はつきませんでした。安心した気持ちもありました。

でも同時に、「ミスが多いのは、ただの努力不足なんだ」そう思うようにもなりました。

発達特性グレーを公表して働く人を知ったとき

そんな中で、別の職場に発達特性グレーであることを公表して働いている人がいると知りました。

私はその人のことをすごいなと思いました。

でも、周りの人たちはそのことをあまりよく言っていませんでした。

それを見て、当時の私は自分の発達特性を否定するようになりました。

もしそうだったとしても、表に出してはいけないと思うようになったのです。

今の私の考え方

でも今は、少し考え方が変わりました。

ADHDグレーだと、わざわざ伝える必要はないかもしれません。

でも、自分の特性を自分のなかにしっかり落とし込んで、ラベルではなく具体的な困りごととして伝えることならできる。

「私はケアミスが多いので、確認をお願いできますか」

そうやって伝えることが、自分も周りも無理のない付き合い方なのかもしれないと、今は思っています。

得意なことで周りをサポートする

その代わり、私も自分の得意なことでは周りをサポートできたらいいなと思っています。

好きな分野は自然と得意になっていくことがあります。

また、私は、一度しっかり長期記憶に落とし込めたこと(家事、仕事)は、比較的早いスピードで行うことできると思っています。

無理のない範囲で、お互いに支え合えたらいい。

今はそんなふうに考えています。

約2500年前のお釈迦様(ブッダ)の教えと脳科学

約2500年前、お釈迦様(ブッダ)はこう教えました。人生には苦しみがある。

でも、その苦しみをどう扱うかは学ぶことができる。

これは、脳科学の視点から見てもとても合理的な考え方です。

私たちは、自分の脳を完全にコントロールすることはできません。

でも、上手な付き合い方を知ることはできるかもしれません。

感情があふれたら、少し距離をとる。

できたことを小さく喜ぶ。

そんな小さな積み重ねで、脳は少しずつ落ち着きを取り戻していけるのかなと思います😄

おわりに

こんなことを書いていますが、うまくできない日の方が多いです。

それでも、この記事を書き続けました。

私も、まだまだ練習中です。

それでも、自分の脳をほんの少しだけ優しく眺められるようになりました。

もしこのブログを見て、誰か一人でも「私だけじゃなかったんだ」と思っていただけたら、こんなうれしいことはありません。

読んでくださって、本当にありがとうございました😀

皆さまにとって、明日も素敵な1日になりますように😄

このシリーズの全記事はこちら→ADHDグレー×脳科学シリーズ

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この記事を書いた人

ブログ「心音」の管理人、こはくです。
看護師・保健師・養護教諭の資格を持ち、介護・対人支援の現場に10年以上携わってきました。
自分自身もADHD傾向による生きづらさを感じてきた当事者です。
現場で出会ってきた方々の姿と、脳科学・心理学の学びを重ね合わせながら、自分とやさしく向き合うためのヒントを綴っています。グリーフケアや暮らしの工夫についても、実体験をもとに、自分のペースで発信中です。

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