グルグル思考に、ひとすじの光を。私のグラウンディング実践記
いつも訪問してくださり、ありがとうございます😊
前回は「脳の警報器である扁桃体を、超心配性で過干渉な【おばあちゃん】と名付けたこと」について書きました。
今回は、そのおばあちゃん(扁桃体)が騒ぎ出したとき、どうするのか。
私が実践して始めている方法を、脳の仕組みと合わせてお話ししたいと思います。
*注意書き 私が調べたものをまとめたものです。医学的に間違えている可能性がありますので、ご了承ください
脳は三階建ての建物
まずは、脳の進化の歴史についてお話します。
脳は、進化の過程で古い部分のうえに、新しい機能を増築してきました。
1階 爬虫類脳(脳幹など、生命の土台の脳)
2階 古い哺乳類の脳、大脳辺縁系(感情や記憶など)
3階 新しい哺乳類の脳:大脳新皮質(脳の司令塔、人間で巨大化した場所)
その3階部分、大脳新皮質の最前部にあるのが【前頭前野】です。
司令塔・前頭前野の役割
前頭前野は、「脳の司令塔」で、大切な4つの役割があります。
①感情のコントロール
②目標を立て、計画を練り、順序立てて実行する(段取り)
③注意の切り替えや、情報のふるいわけ
④情報を一時的にキープして、パズルのように組み合わせる
ADHD傾向がある人は、この司令塔である前頭前野の働きが不安定なことがあります。
理由は、
①やる気や情報の選別を助ける物質(ドーパミン)の働きが弱いため、司令塔の声が届きにくいことと、
②集中モードと、ぼんやりモードの切り替えスイッチがスムーズに動かないからです。
ADHD傾向の脳で起きていること
そのため、ADHD傾向な人は下のような傾向にあります。
①感情のコントロールが苦手:警報器である「扁桃体」が不安を訴えると、その感情に飲み込まれやすい。
②計画が横道に逸れやすい。
③注意が他のことに逸れやすい。
④ワーキングメモリが小さく散らかりやすい:一度にたくさんの情報を処理するのが苦手。
このような脳の特性があるため、意識が、過去の失敗や未来への不安に向きやすくなってしまうのです。
私が悩んできた「グルグル思考」
私は②③④は、苦手ではあるものの努力と工夫によってある程度カバーしてきましたが、
①のネガティブグルグル思考(反芻思考)にはずっと悩まされてきました…
瞑想がいいと聞いても、続かなかったり…
そんな自分をますます責めていました。
グラウンディングという方法
色々試してきましたがうまくいかず…
でも最近「グラウンディング」が有効だと知りました。
グラウンディングとは「地に足をつける」という意味です。
五感を通じて物理的に「今、ここ」に意識を引き戻す方法です。
私はネガティブグルグル思考(反芻思考)が始まった時、
こんな方法でグラウンディングを行うように努力してます。
①「今ネガティブグルグル思考に入ったな」と気づく。
②前の記事でお話しした『扁桃体おばあちゃん』に、「おばあちゃん、教えてくれてありがとう。今は安全だから大丈夫だよ。また今度考えるね」と心の中で伝える。
③深呼吸をしたり、足の裏の感覚に集中して足踏みをしたり、手のひらをグーパーしたりして、今ここに戻る。
グラウンディングには色々な方法がありますが、私はこの方法を実践してます。
グラウンディングの脳科学的な意味
脳科学的にも、グラウンディングには大きな意味があるようです!!
①司令塔に主導権を戻す訓練:暴走する扁桃体をなだめ、前頭前野を再起動させる。
②注意の制御能力が上がる:あちこちに飛ぶ意識を1点に向ける練習になる。
③脳の筋トレになる:続けることで、前頭前野から扁桃体へ伸びる「ブレーキの回路」が物理的に太くなっていく。
自分を責めるのを、ほんの少しやめられた
私は子どもの頃から、グルグル回るネガティブ思考や、人よりおっちょこちょいで同時に作業ができないことを、
「自分の心が弱いからだ」「私がダメなんだ」と責めてきました。
でも、こうして脳の特性を理解していくことで、この方法にたどり着き、少し前向きになってます😄
もちろん、脳の特性がすぐに変わるわけではありませんし、長年の思考のクセを変えるには、とても時間がかかると思います。
だから、すぐにできなくて当たり前。
私自身、偉そうなことを書いておきながら、まだまだ未熟で試行錯誤の毎日です。
何か困ったことがあったら、信頼できる家族や友人に相談したり、こうしてブログに書かせていただきながら、皆さんと繋がっていけたら嬉しいなと思っています。
こんな私ですが、どうぞ温かい目で見守ってくださいね😄
このシリーズの全記事はこちら→ADHDグレー×脳科学シリーズ