ADHD傾向と反芻思考|3階建ての脳から見る心の整え方


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3階建ての脳と、心を落ち着かせるヒント

こんにちは😄
いつも、ブログを読んでいただきありがとうございます😊

⚠私が学んだことをまとめています。脳科学的に間違えている可能性があります。

今まで、私の脳の特性のこと(脳の司令塔である前頭前野が不安定で、脳の警報器である扁桃体がとてもにぎやかなこと)をお伝えしてきました。


前頭前野と扁桃体の関係

前頭前野は「脳の司令塔」と呼ばれていますが、ADHD傾向がある場合、その司令塔がなかなか思い通りに機能しないことがあります。

イメージするなら…仕事はできるけど、ベテランゆえに自己主張も強いパートさん(扁桃体)に振り回される、心優しい主任さんのような存在です(笑)

本来はしっかり指示を出せるはずなのに、おばちゃんが「また忘れ物!」「ちゃんとして!」と騒ぎ出すと、主任さんもあたふたしてしまう。

そんな状態が、ADHD傾向のある脳の中で起きていることなのかなと、私はイメージしてます。


前回はその脳の特性と上手にお付き合いする方法として、グラウンディング(地に足をつけ、今ここに集中すること)が有効だと気づいたことをお伝えしました。

今回は3階建の脳をどう安定させるか、次の記事でメッセンジャーである脳内神経伝達物質をどう味方につけるかについて、書こうと思います。


私たちの脳は「3階建て」

前回お伝えしたように、私たちの脳は、進化の過程に合わせた「3階建て」の構造になっています。

(実際の進化には1階→2階→3階の直線的ではないようです。また、脳の各部位が独立して進化・機能するのではなく、全ての機能は連携しています。
ですが…難しい話で私も理解できていないので、ここでは置いておきます。)

では、1階から3階までお伝えします😄


1階:爬虫類脳 ― 生命維持の土台

構成部位:
脳幹や小脳など

役割:
呼吸、心拍、体温調節、反射。生存に必要な本能

パニック時の状態:
体がこわばる、心臓がバクバクする、呼吸が浅くなる。

安定させる方法:
深呼吸:吐く息を長くする。
心地よいリズムを伴う運動:グーパー運動、足踏み、有酸素運動など
温度:冷たい水で顔を洗う、温かい飲み物を飲む。


2階:古い哺乳類脳 ― 感情のフロア(大脳辺縁系)

構成部位:
海馬、扁桃体、視床下部、側坐核など

役割:
感情、好き嫌い、危険の察知。

パニック時の状態:
不安、怒り、反芻思考(グルグルネガティブ思考)、恐怖の記憶の再生。

安定させる方法:
セルフトーク:「教えてくれてありがとう。私を守ろうとしてくれてるんだよね」と声をかける。
五感の癒やし:好きな香りを嗅ぐ、心地よい布に触れる、好きな音楽を聴く、自然の音を聞く
爬虫類脳の方法と同じで、深呼吸など


3階:新しい哺乳類脳 ― 大脳新皮質(司令塔)

構成部位:
前頭葉、後頭葉、側頭葉、頭頂葉

役割:
思考、計画、判断、感情のコントロール、随意運動

安定させる方法:
実況中継:「今、歩いている」「今、野菜を切っている」と今行っている行動や今考えていることを実況する。

パニック時の状態:
思考停止、段取りが組めない、注意散漫(ADD傾向が出やすい)。


下から整えるという考え方

1階の土台から3階まで積み上げている私たちの脳。

ネガティブなことが浮かぶ、集中できないと、どうにかコントロールをしようと思いますが、3階の大脳新皮質だけを整えようとしても、なかなか難しいことがわかりました。

なので、まずは1階、2階の脳を安定させてあげることが必要なことのようです。


グラウンディングが有効

1階、2階の脳を安定させてあげため、前にお伝えした方法が有効であると思ってます。

①「今ネガティブグルグル思考に入ったな」と気づく。
②扁桃体を「おばあちゃん」と名付け、「おばあちゃん、教えてくれてありがとう」と心の中で伝える(2階の大脳辺縁系を落ち着かせる)
③深呼吸をしたり、足の裏の感覚に集中する、水を一口飲む、手のひらをグーパーすることで、今ここに戻る。(1階の爬虫類脳を落ち着かせる)
④落ち着いてから、改めて考える


なぜ、足の裏の感覚や水が効くのでしょうか。

理由は、大きく3つあります。


感覚を動かして、脳を切り替える

私たちの脳が一度に考えられる量には、実は限りがあります。
ネガティブなグルグル思考になっているときは、脳の全エネルギーが「悩みごと」に使われて、パンパンになっている状態です。

そこに、足の裏の感覚や、冷たい水の喉ごしといった「外からの刺激」をポンと放り込んであげます。

すると脳は、強制的にそちらに注目しなくてはいけなくなります。
その瞬間、悩みごとに使われていたエネルギーがカットされるので、グルグルが止まりやすくなるのです。


脳の「感覚モード」をオンにする

足の裏を動かしたり、手をグーパーしたりすると、脳にある「体性感覚野」という場所が動き出します。
ここは、体の感覚を受け取るための専用の部屋です。

脳の面白い仕組みで、この「感覚の部屋」が活発に動いているときは、不思議と「悩みごとをする部屋」がお休みするようにできているのです。

つまり、一生懸命に自分の体の感覚を感じている間は、物理的に「悩み続けるのが難しい状態」になれるということです。


体から「安心だよ」と伝えてあげる

特に水を飲むという動きは、飲み込む瞬間にリラックスを助ける神経を刺激してくれます。

ゴクンと飲み込む動作は、脳にとって「今は敵に襲われていない、安全に水分を補給できる平和な時間なんだ」というサインになります。

すると、警報を鳴らしていた「扁桃体おばあちゃん」も、「あぁ、今は安全なんだね」と少しずつ落ち着いてくれます。

これらはすべて、頭の中の不安な世界から、いま目の前にある「現実の世界」に、脳のチャンネルを合わせ直す作業です。

扁桃体おばあちゃんが騒ぎ出したとき、「うるさい!」「やめて!」と言葉で説得しようとすると、おばあちゃんは余計に不安になって声を大きくしてしまいます。

だからこそ、足の裏や水といった「体のスイッチ」を優しく使って、脳をクールダウンさせてあげるのが、一番の近道なんです。


おわりに

昔、私は、「自分が弱いから止まらない」と思っていましたが、自分のせいじゃなくて脳の癖のせいだったんだと知って、少しホッとしました。

脳の仕組みを知ることで、ネガティブグルグル思考(反芻思考)を止めて、ちょっと楽になれるのかなと思います😀

毎回できなくてもいい。
後でネガティブグルグル思考だったと気づいただけでも偉い!

ちょっと気づいて、深呼吸するだけで、本当に少しずつ少しずつ変わってくるかもしれません。


このシリーズの全記事はこちら→ADHDグレー×脳科学シリーズ

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この記事を書いた人

ブログ「心音」の管理人、こはくです。
看護師・保健師・養護教諭の資格を持ち、介護・対人支援の現場に10年以上携わってきました。
自分自身もADHD傾向による生きづらさを感じてきた当事者です。
現場で出会ってきた方々の姿と、脳科学・心理学の学びを重ね合わせながら、自分とやさしく向き合うためのヒントを綴っています。グリーフケアや暮らしの工夫についても、実体験をもとに、自分のペースで発信中です。

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